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AKB48の67thシングル『名残り桜』インタビュー|伊藤百花が初センター、川村結衣が初選抜で迎える新しい春

AKB48の21年目のスタートを飾る67thシングル『名残り桜』。
本作で初センターを務める伊藤百花と初選抜入りを果たした川村結衣に、楽曲に込めた想いやAKB48として歩んできた道のり、そしてこれからの未来について話を聞いた。
アイドルになりたいと思い始めたきっかけはいつですか。
伊藤百花
「10代後半の頃、もともとは別の事務所で演技のお仕事をしていました。その活動の中で、同い年くらいのアイドルの方とご一緒する機会があって、その方が本当にキラキラしていて。目の前のことに全力で向き合う姿がすごく印象に残ったんです。その姿を見て、自分も誰かに元気を与えられる存在になりたいと思うようになり、アイドルという道を意識し始めました。ちょうど覚悟を決めて前の事務所を辞めたタイミングでAKB48のオーディションを見つけて、これは受けるしかないと思って挑戦したのが、今につながっています」
川村結衣
「中学生のときに音楽番組で『根も葉もRumor』を観たのがきっかけです。画面の中で輝く姿が本当にキラキラしていて、私もいつかこんな場所に立てたらいいなと思いました。小さい頃からAKB48が大好きで、当時は自分がなりたいというより、ずっと憧れの存在でした。幼い頃からアイドルにたくさんの元気や力をもらってきたからこそ、今度は自分が誰かの支えになれたらと思い、オーディションに応募しました」
これまでに感じた挫折と、それをどう乗り越えたか教えてください。
伊藤百花
「バレエや駅伝など、いろいろなことをやってきましたが、特に前の事務所で俳優として活動していたときは、演技に“正解”がなくて悩み続けていました。それが一番の挫折だったかもしれません。私は考え込むより行動するタイプなので、とりあえずやってみようと思って一歩踏み出したのがAKB48でした。あのとき行動に移したことで、道が開けたような気がしています」
川村結衣
「私は根っからの平和主義者で誰かと競い合うことをしてこなかったので、実はAKB48に入るまで、悔しいという感情をあまり持ったことがなかったんです。加入して初めて同期の中で選ばれる人と選ばれない人が出てくるという差を突きつけられて、これが人生で味わった初めての挫折かもしれません。でもその悔しさと同時に、『私はちゃんとこの仕事と向き合っているんだ』と実感しました。この気持ちを忘れずに、これからも前向きに頑張っていきたいです」
AKB48としてデビューしてからこれまでに自分が成長したと思う部分はどこですか。
伊藤百花
「13年間続けてきたバレエでは、目線を斜め上にして自分をどう美しく見せるかが中心でした。でもアイドルになってからは、ファンの方と目線を合わせたり、感情を伝えることの大切さを知りました。踊りながら楽しい気持ちをそのまま表現できるようになったのは、自分の中でも大きな変化だと思います」
川村結衣
「一番はコミュニケーション力です。人前で話すのが苦手だったんですが、握手会などを通してファンの方と向き合う中で、少しずつ言葉にできるようになりました。ファンの方々と仲良くなりたいという気持ちは、自分から伝えていかないと始まらないんだと、今では思えるようになっています」
67thシングル『名残り桜』は、どんな楽曲だと感じましたか。
伊藤百花
「AKB48にとって15年ぶりの桜ソングで、これまでにも名曲がたくさんあるジャンルなので、そのセンターを任せていただけたことが本当に嬉しいです。恋愛だけでなく、何かに夢中になった経験があるすべての人に寄り添える楽曲だと思いますし、春になると自然と思い出してもらえる一曲になったら嬉しいです」
川村結衣
「『青春はあっという間に散る』という歌詞がとにかく印象に残っています。これは大人になってみないと気づかないことだなって。自分の学生時代を振り返ると、本当に一瞬でした。学生さんはもちろん、今を一生懸命に生きている人たちに、全力で青春を楽しんでほしいという想いが詰まった曲だと思います」
今回の楽曲のテーマが“桜”ということで、卒業シーズンに関する思い出はありますか。
伊藤百花
「高校の卒業式の後、初めて友だちと髪を染めに行ったことです。私の高校は校則が厳しくて、当時は髪を染めることができませんでした。別れを惜しむ時間がもう少し欲しかった気もしますが、制服のまま美容院に行けるタイミングはその日が最初で最後だったので、今思うとすごく青春な一日だったなと思います」
川村結衣
「卒業とは少し違うかもしれませんが、高校2年生の終わりにAKB48として活動するために上京したときのことが印象に残っています。そのとき友だちが涙を流さず、笑顔で送り出してくれたんです。涙ではなく笑顔で迎えるお別れがすごく前向きで、背中を押してもらえた気がしました。その友だちが後日ライブに来てくれたとき、今度は涙を流して感動してくれて……。それを見て私まで泣いてしまいました」
伊藤さんは初センター、川村さんは初選抜となりました。選ばれたときの気持ちを教えてください。
伊藤百花
「嬉しさよりも最初は怖さのほうが大きかったです。自分自身ずっと『センターになりたい』と公言してきた分、いざ決まったときはプレッシャーをすごく感じました。武道館ライブで発表されたあと、ファンの皆さんが一緒に喜んでくれて、AKB48が自分の居場所なんだと改めて実感して、涙が止まらなかったです。ファンのみなさんやメンバーからも誇りに思ってもらえるセンターでいたいし、恩返ししていきたいです」
川村結衣
「選抜に入りたい気持ちはずっとありましたが、自信がなくて、なかなか口に出せませんでした。だから同期の“いともも(伊藤百花)”がセンターになったこのタイミングで選んでいただけたことが本当に嬉しくて、これからはもっと自分に自信を持って活動していきたいと思っています」
67th『名残り桜』にかける2人の想いを聞かせてください。
伊藤百花
「AKB48の21年目最初のシングルとして、とても大切な一枚です。2025年の20周年ではOGの方々と一緒にステージに立つ機会もあり、さまざまな人の協力や後押しをいただいて注目されることの多い一年でした。ここからは私自身がAKB48の“入り口”になれる存在として、たくさんの方を迎え入れられるセンターになれるようがんばります」
川村結衣
「新しいAKB48を感じてもらえるシングルだと思います。『今のAKB48、勢いがあるね』と感じてもらえたら嬉しいです」
AKB48はこれからどんなグループを目指していきますか。
伊藤百花
「いつの時代もAKB48は太陽のように多くのみなさんを明るくする存在でありたいです。一人ひとりの魅力が集まって、大きな輝きを届けられるグループでいたいなと思います」
川村結衣
「私にとってAKB48は自分の人生の歴史そのものです。曲を聴いたときに、その人の人生の思い出がよみがえるような、そっと寄り添えるグループでありたいです」
最後に、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。
伊藤百花
「みなさんの応援に応えられるよう、東京ドームという大きな目標に向かって一歩ずつ、でも全力で進んでいく2026年にしたいと思っていますので、一緒に駆け抜けましょう!」
川村結衣
「いつもたくさんの期待をしてくれてありがとうございます。その期待以上のものをお届けできるよう、これからも頑張ります」
伊藤百花●いとうももか

2003年12月6日生まれ、埼玉県出身。2024年3月にAKB48の19期研究生としてお披露目。ドラマ出演やモデルなど幅広く活動し、67thシングル『名残り桜』で初のセンターに抜擢。愛称はいともも。
川村結衣●かわむらゆい

2006年6月18日生まれ、北海道出身。2024年3月にAKB48の19期研究生としてお披露目。劇場公演や雑誌を中心に活躍中。幼少期からAKB48に憧れ、夢のステージに立つ姿が注目を集めている。愛称はかわゆい。
\こちらも注目!/「AKB48春コンサート2026」開催!
日程:4月3日(金)-5日(日) 3日間4公演
会場:国立代々木競技場第一体育館
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